住宅に関する生の体験談  分譲マンション購入者体験談

其の一。我が家がマンションを買った理由

 15年前の結婚当初、最初に住んだ所はメゾネット式の賃貸でした。
1階にダイニングキッチンとトイレ、お風呂があって、2階に二間、大きな収納棚にベランダが付いてました。


 そこは確か家賃が7万ちょっとで、共益費と駐車場二台分を足すと毎月の出費は9万近く。
決して安くはなかったんですけど、国道から近く便利なんだけど、一本奥に入ったところで静かなところ。
 近くに病院もスーパーもあって、何よりフルタイムで働く私の職場に近かったのが決め手に。


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 結婚して、相手が家事に協力的じゃないと全部背負い込ことになりますからね。
通勤に時間をとられるなんてありえないわという事で、
自転車で5分のところに住んでました。


 フルタイムの兼業主婦はとにかく時間がない。
時間をお金で買うって言うのはこういうことかなって思いました。




賃貸初心者が思ったこと・・・


 私がずっと一軒家の実家住まいだったので、賃貸住宅は初体験。


 隣の物音が聞こえたりするのは最初のうちは新鮮でしたけど、
それもだんだんイヤになっていきました。
 もし子供が出来たら、子供が夜鳴きをしたらまる聞こえだろうなぁとか。


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 それに毎月の家賃。
住んでるって言っても賃貸。


 毎月9万円を1年なら108万円、5年なら540万円。
この先延々と払っていっても自分のものにはならないんだよなと思いながら二年後、
私の妊娠が判明しました。


仕事を辞めざるを得ない・・・


 当時勤めていた会社は寿退社が通常パターンで、結婚してからも働いていた私はちょっと規格外。
子供を産んで働きますって言いにくい状況でもありました。


 育児休暇なんて制度が始まった頃でしたけど、片田舎ではまだまだ浸透していない頃でした。
実家の母は早くに亡くなっているので、子供を頼める人もいません。
 そんな状態では仕事を続ける事は諦めるしかありませんでした。


収入が減ると・・・


 そこでネックになってきたのが、働き手が独りになる大幅収入減。
とても9万円なんていう家賃は払い続けられません。


 今思えばそんな高い家賃のところにすまないで、
その分を貯金しておいたら頭金にでもなったのになぁなんて思うんですけどね。


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 家賃の安い市営住宅とかアパートに引っ越そうか?
実家も賃貸の彼は、手っ取り早く家賃を下げることを考えたようですが、
私は違いました。


 やっぱり借りている家はイヤ、小さくても自分の家が良いと。


 彼は自分の家を持つという願望が薄く、安い賃貸に移りたい彼と、
どうせお金を払うなら持ち家を持ちたい私。
 二人の意見が違うのでかなりもめました。


賃貸の良いトコ、悪いトコ


 賃貸なら気軽に引っ越せるという彼の意見に対して、
気軽に引っ越す度にかかる引越し代や、入居時に払う敷金礼金がもったいないという私の意見。


 月々の支払いを安くするどころか引越し貧乏になるんじゃないかって心配をしてたんです。


 そうこうしているうちに私も臨月になって、産休をとった後退職という形で会社を去ることに。


 退職金も産休手当ても、ちょうど年末だったのでボーナスまでしっかりもらって退職できたのはラッキーでした。
 これは後に頭金としてきれいさっぱり消えてしまうんですけど(泣)


時間が出来たので家探しを・・・


 専業主婦になり、なれない育児をしながらあいた時間で「お家探し」を始めました。
働いていた頃に比べたら時間はたっぷりあるし。


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 広告に入ってくる住宅情報を穴が開くほど見入ったりしてました。


 そこで見つけたのが今のマンション。


 新築分譲の広告が入ってました。3LDKで値段は2,000万弱とお買い得。
この地区で始めて分譲を始める記念の一棟目ということで、かなり安い値段だといわれました。


背伸びする?身の丈にあわせる?


 本当は戸建てが良かったんですけど、無理なく自分たちの力で買えるとしたらここだろうなぁと。
親に援助してもらえる額の枠もちょっと広くなった時期だったんですけど、
自分たちが住む家を買うのに親をアテにするのは申し訳がないので、
何とか二人でやりくりできる範囲のところを探し当てたかった。


 場所も双方の実家の中間地点。
バス停は目の前、小学校も近い。病院もスーパーも徒歩圏内。条件的にはイイナと思ったんですけど、
月々のローンの支払額によっては諦めないといけない。


 今は「頭金ゼロでも買えますよ」って言いますけど、そんな買い方したら利息分をドンだけ余分に払わされるか。
ただでさえもないお金を一銭たりともムダにしたくはありません。


 頭金を多く入れたら月々の支払いは少なくなるので、どれくらいになるものか試しに話を聞きにいくことに。


共同作業開始


 そんな頃には「家なんて」って言っていた旦那さんもすっかり乗り気で。
他にないかとか、中古住宅はどうかとかいろいろ調べてくれるようにもなりました。


 子供が生まれて、なんか残してやれるものをと思うようになったらしいです。
彼の父性が目覚めたんでしょうか?


 とはいえ、結婚式の衣装と同じで最初に「これだっ」て思ったら、もうソレなんですよね(笑)
4LDKで2タイプ、3LDKで2タイプの間取りがあるそのマンション。


 私がイイナと思ったのは3LDKでL字型のベランダがあるタイプ。
ベランダは広いんですけど、3LDKなんで価格帯としては一番安い価格帯の部屋でした。


選ぶポイントはそれぞれですが・・・


 賃貸の時にベランダが狭くて心行くまで洗濯が干せなかった反動から、
干せる場所の広い所に住みたかったんです。


 今では週末で天気がよければ、一日に4回くらい洗濯機を回して、
畳んで片付けるのが大変なくらいな状態。
 それでも家事が楽しく感じられるって、主婦にとっては大事じゃないですか?


『縁』も大事


 たまたま担当者の人が親切で。
月々の支払いをこれくらいに収めたいと思ったら頭金はいくらいるのか?とか、
ローンの負担も出来るだけ少なくするにはどうしたらいいか?とか。


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 初めてづくしの事で質問だらけの私たちに親切に答えてくれました。


 担当者の人は、当時の私よりも年下の若い女性で、
自分で分からないところは上司の人も巻き込んで調べたりしてくれました。


 うちの子がまだ6か月くらいで外出がままならない時は、
わざわざうちまで出向いてくれたりもしました。


 仕事とはいえ、一生懸命になってくれた担当者の人が良かったことも
決め手だったと思います。


決め手は物件だけじゃないかも


 実は別でもう一軒、そこは中古マンションだったんですけど説明を聞きにいったら
担当者が嫌な感じで。


 部屋は良かったんですけど、なんとなくイヤでそれっきりにしてしまった物件もありました。
人との相性って結構大事ですよね。


無理はしない


 うちの場合はちょっと変わった買い方かもしれませんが、
これくらいなら月々の支払いもよほどの事がなければ大丈夫です、
その為には頭金がいくら必要です、
その額が自分たちに用意できるかどうか?って言うことで決めました。


 どうせ買うなら張り込んで買っちゃいたいところですけど、無理はしたくなかったので。
これだけじゃないですからね、お金かかるところ。


マンションならではの出費


 ちなみに分譲マンションは、毎月『修繕積立金』『共益費』『駐車場代』などが別で必要です。
広告によく載っている月々のお支払額にはその分が含まれてませんので。


 月々〇万なら大丈夫って食いついちゃうと大変なことになったりします。


 ちなみにうちは月々の支払額は、そういう諸経費も込みで考えていたので、
純粋なローン返済額は月々わずか。
 たぶん同じ支払額の賃貸を探すのは難しいだろうってくらいの金額です。


いつ、どこに出費の重きを置くのか?


 ちょっとずつをいつまでも払うのはもったいないとは思うんですけど、無理はしたくないし。


 子供が小さい頃に節約に励んで繰り上げ返済をしてみたりして、
ちょっとだけ支払い期間を短くする努力はしましたが、
上の子が中学生、下の子が高学年になった今は子供にお金がかかる時期だし。


 これから暫くは出費が続いていく時期なので
二人が独立してくれるまでは今のままのペースかなと。


 今は私もパートで働いているので、
そのペースを上げて繰り上げ返済に回せたらもっと楽になるんでしょうけど、
頑張れば疲れちゃって外食しちゃったり、作れば済むモノを買っちゃったり。


 仕事を頑張るほど生活が駄々草になって、無駄が多くなることが多いので、
もうちょっと考えないといけないなぁ・・・といつも思ってます。


 根性が足りてないんでしょうね、きっと。


働けるうちに働かないと・・・


 子供が高校に入ってからあわててハードワークにしなくて済むように、
今のうちから手を打っておかないといけないんですけどね。
 まだ良いかなぁなんて甘い考えで。


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 大学生の息子に仕送りするために、フルタイムで働き始めた友人が言ってました。
「もっと早くに動かなきゃいけなかった」って。


 下の子が中学に上がったら上の子も中3に。
私も重いお尻を上げてちゃんとしないといけませんね、やっぱり。


モデルルーム見学で満足しない


 頭金も決まり、月々の支払額も大丈夫だという事になり、
モデルルームじゃない実際の建築現場を見せてもらいました。


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 やっぱり実際に見ないとダメですね。
モデルルームって、ちょっとよく見えるように特別仕様だったりするんです。


現地見学で分かったこともある


 半分出来かけている部屋の中から外を見ると、目の前にある建物がどーんと鎮座。


 高所恐怖症なので、いい眺めを求める気はさらさらなかったんですけど、
目の前に倉庫ってちょっとヤダなと。
 倉庫の屋根が見下ろせるもう一階上の物件にすると、100万上乗せになると言われて迷ってる私に、
担当者の人が3日くらいなら両方抑えておけるので、旦那さんと話し合ってはどうですか?と言ってくれました。


 彼は「別にいいんじゃない?倉庫が見えても」って言ったんですけど、
洗濯を干したりする時や窓から見る景色が倉庫じゃなぁって思った私は、自分の貯金を崩して上乗せすることに。


 見える景色は毎日同じだし、あの時ケチったばっかりにって後悔したくなかったんです。
もちろん今はケチらなくて良かったって思ってますよ。


出費は納得した上で


 で、結局当初の予定より100万円高くついてしまったんですけど、
ここだって思うところを購入することになりました。


 その100万、出して無駄じゃなかったって思っているので、私は納得価格です。
もしかしたら旦那さんは頭金に入れて欲しかったかもしれないですけどね。


紙の上だけの想像じゃダメ


 部屋を見てみるのも大事だと思います。
広告でみる図面上の部屋よりも、リアルな部屋のほうがイメージが沸きやすくなります。


 ただし間違いなく買いたいモードスイッチがオンになってしまうので、
今日は見るだけってココロに硬く決めていくことをオススメします。


 高い買い物ですからね。


見るだけならタダ


 専用のモデルルームだけじゃなくて、実際の建物の部屋を見せてもらえるなら見せてもらうのもオススメです。


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 うちの場合でいくと、モデルルームで見たお風呂場は、
実際のうちのお風呂より広くて浴槽もちょっと大きかったような。


 「この大きさを毎日洗うのは辛いな」なんて思っていたんですけど、
実際引き渡しされて見た自分ちのお風呂は、狭過ぎることはないですけどそこまで広くなかった(笑)


 もしかしたらウキウキしていて、
何もかも大きく見えちゃってたのかもしれませんけどね。


楽しいだけじゃないかもしれない


 家を買うことを考えている時は確かに楽しいんですけど、
一生に何度もある買い物じゃないし、大げさに言うと失敗できない大きな買い物なので、
慎重さも必要かもしれない。
 

 我が家の場合は、結婚式の事をいろいろ決めるより大変でした。
お金の桁が違うし、財産を手に入れるっていうのは思っていたより大変でしたね。


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