住宅ローンの返済

「ボーナス併用払い」のリスクと活用法


「ボーナス併用払い」とは、
毎月の返済にくわえて年に2回ボーナス払いに指定した月にボーナス分を返済する方法です。

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通常、住宅ローンを組むときは「毎月返済のみ」「ボーナス併用払い」かを選ぶことが
でき、ボーナス併用払いを利用すれば、毎月の返済額を減らすメリットがあります。


そのため「ローンは、早く返したい!」と思いで、ボーナス併用払いを考える人は多い
と思いますが、そこには思わぬリスクがあるので注意が必要です。





リスク1 転職や不況などにより、ボーナスが出ない可能性がある!               


ボーナスはその時の景気や会社の業績に大きく左右される不安定なものです。
将来の景気や会社の業績は誰も予想ができませんので、それを必要以上にあてにするのは危険です。
万一、ボーナスがなくなっても支払える預貯金を準備をしておく必要があります。



リスク2 退職したらボーナスはない!                            


会社を退職すると、当然ですがボーナスはもらえません。
次の就職先や派遣や契約社員などの雇用形態によっては、ボーナスがあるとは限りませんので、
退職の前にはよく考える必要があります。特に定年退職するまでにローンの返済が終わっていないと
その後の支払いが難しくなりますので気をつけてください。



リスク3 ボーナス月の支払いは負担が大きい!                        


年2回のボーナス月は、「ボーナス返済額+毎月の返済額」の2回払うことになり、通常月と比べて
負担が増えるので注意が必要です。




リスク4 ボーナス払いの割合に気をつける!                         


ボーナス返済を借入額の40%以内の範囲とする金融機関が多いのですが、ボーナスの返済割合を
高くするのは危険です。返済計画破綻の多くはここに原因があると言われています。
ボーナスカットの恐れもあるので、ボーナス比率は慎重に考えなければなりません。




*金利上昇による返済額の増加もあるので、ボーナス払いに頼り過ぎない返済計画をする必要があります。
もし、ボーナス払いが厳しい場合は、毎月の返済額を増やし、ボーナス払いを減らしたり、ボーナス払いを
やめ、毎月の返済のみに「条件変更」をすることも可能です。
しかし、その場合は手数料がかかってきますので詳しくは金融機関に確認してください。 




ボーナス併用払いを有効活用する


ボーナス併用払いを考えている方で、毎月の返済に余裕があるのなら、毎月の返済額を少なくせずに
「毎月の返済額はそのままで「返済期間を短縮する」ほうが有効的な返済方法となります。


返済期間を短縮するということは、返済終了が早くなり、支払う利息の総額は少くすることが可能で
すので、返済に余裕のある人は考えてみる余地はあるのではないでしょうか?


また、ボーナス併用払いを利用せずに毎月の返済だけにして、ボーナスは繰り上げ返済にあてるほうが
お得な場合もありますので、返済のシュミレーションを金融機関に相談しながら比較検討してみてく
ださい。


住宅ローンの返済は、ボーナス払いに頼らず、毎月の支払いを主として考え、ボーナスに余裕が出た
ら、繰上げ返済を行うという考えのほうが「リスクが少なく安全」といえるでしょう。



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